ジーンズ 裾上げ修理
2019年02月26日
ジーンズの裾上げ修理
ジーンズの裾が擦れて、引きちぎれてしまったジーンズ
履いていい感じになっても、裾がボロボロだとそのままにしておくと、たまに引っかかってつんのめってしまいますね。
自分で破いたり、引き裂いたりするのは意外と難しかったりするので、はさみで切る方も多いようです。
今回は、裾を引きずるので少し短くして裾を詰める修理です。
2cmくらい裾上げすれば、表に見える部分には布を足さなくても修理出来る状態のため、生地を足して裾上げとしました。
Before 裾が破れてしまったジーンズ
裾が破れたジーンズ
チェーンステッチをほどいて、余分なところを切り取り、アイロンで整えてから裾上げをします。
After 裾上げをしました。

チェーンステッチの裾上げ
今回の修理代は、チェーンステッチの裾上げ、チェーンステッチのほどきと穴修正をしています。
チェーンステッチの裾上げ 1,430円~
ほどきと生地足し 1000円~ (裾が破れてしまっているので、表に出ない部分に生地を足して、3つ折りの中に折り込んでいます。)
裾破れにはいろいろなケースと、修理方法がありますが、傷が少しなら裾上げで直るケースもあります。
3つ折りとすくい縫い
ジーンズやチノパンなど綿のズボンは、生地が伸びないので3つ巻きと言って、3つに折って裾上げをします。
ウールなどは、生地が伸びるため、ロックミシンでほつれ止めをしてから、すくい縫いで表に糸が見えにくい修理をします。(まつり縫い、かがり縫いとも言います。)
最近は、ジーンズもポリウレタンが3%ほど入っている伸びるストレッチ素材が多いので、伸びに対応するチェーンステッチや、フラットロック(飾り縫い)という縫い方で、糸が伸びても切れにくい方法で裾を縫っています。
ノーマルステッチの場合は、ストレッチジーンズが伸びないように縫っても少しは伸びてしまいます。ストレッチ素材が増えたことで、ジーンズもチェーンステッチで裾上げするケースが増えていて、縫い方を元に戻したり、おしゃれという理由だけではなく履きやすいというズボンになっています。
また、チノパンでもビジネスシーンでおしゃれに着こなすために、ステッチ糸が表に出ないすくい縫いで裾上げする方も増えています。
シーンに合わせたり、生き方に合わせたり、おしゃれ感を出したり、人それぞれのデザインが足元の裾上げのみで可能です。
衣類をおしゃれに着こなすためのお手伝いが出来れば幸いです。
マルエイクリーニング