前処理染み抜き(無料)
当店では、洗浄前に汚れやシミの状況を確認し、シミを除去しやすい状態にしてから洗います。
時間が経っていない状態のシミは、この前処理と洗った後の後処理でほとんど落とすことができます。
このしみ抜き処理は、クリーニング代金に含まれています。
シミは、油性膜と水性膜、タンパク質等、色素によって構成されています。
ズボンなどに付着する落としにくい泥汚れや油汚れも、洗浄前に汚れを浮かせて、蒸気と圧縮空気で取り除いてから洗います。
ご家庭で黄ばみのシミを漂白して落ちないのは、油性膜が漂白剤を浸透させないために効果が出ないからです。
特殊染み抜き(有料)
濃い汚れが付着していて、通常の前処理と洗いでは落ちないシミは、しみ抜きの道具を用いて、油性や水性のシミを落とし、黄変したシミの部分漂白や色補正まで行います。
繊維の中に入り込んでいる物質はしみ抜きでないと除去しきれません。
お客様のご要望をお聞きし、「早く」、「綺麗に」、「より安く」 落ちないしみを落とします。
ご納得いただけるまで対処いたします。
【薬剤を使うしみは 有料】
■固着した古いシミ、黄変したしみ、化学変化したしみ
■インク、ペンキ、接着剤、毛染めなど
■広範囲に散ったシミ
繊維が変色している場合は 有料
色修正作業 応相談(1,000円位~)
※いつ頃、何のしみなのか覚えている範囲でお伝え下さい。
種類が分かると、しみ抜き工程が短縮されますので、繊維に負担をかけずに済みます。
シミの種類や、付着してからの経過日数による変化、処理の有無(他店でおちなかった)など、情報があると助かります。お品自体の素材の種類や染色などから、除去方法がたくさんあるからです。
その他、毛染め用カラ―や家庭で洗濯したときに失敗した色移りなども対応いたします。
シミの範囲にもよりますが、ほとんどの場合が150円~1,000円位です。
シミの落ちる目安 | 具体例 |
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1.90%の確率 (高い確率で落ちます) |
スーツ、礼服等のカビ ダウンジャンバー等の黒ずみ、 ガムの付着、 赤・白ワインのこぼし |
2.70%の確率 (手を加えられていなければ落ちます) |
ウール、カシミヤ素材等の黒ずみ コーヒー 汗じみ、黄ばみ |
3.50%の確率 (実際の処理をしないと判断出来ません) |
お茶のシミ(紅茶など) シルク素材全般のシミ 水性ボールペン・サインペンなどのシミ |
4.40%以下の確率 (難しいですが、取れる場合があります) |
麻素材に付いたシミ 草や樹木などからの汚れ カレーなどのシミ |
5.0%に近い確率 (完全には落ちません) |
ハイターなどによる色落ち ウールに付着した毛染め、墨汁、油性マジック 時間の経過した接着剤 |
シミの状態は時間を経過していけばいくほど落ちにくくなります。お早めの処置がおすすめです。
しみ抜きは、ほぼ分らない程度に復元した段階で、お見積り通りの料金をご請求致します。
※古いシミや、着物や、絹製品などは、お時間を頂くことがございます。
シミ部分の写真をメールで送って頂くとわかりやすいですが、詳しいお見積りは、お品を送って頂きましてから、ご連絡させて頂きます。
シミは、付いたその場で適切な処置をすれば取れることもありますが、あわてて擦って広げてしまったり、その場では見えなくなってもシミが残っていたりすると、後からシミが浮き出してきて時間の経過とともに空気中の酸素と酸化結合しながら繊維を侵していきます。
繊維自体が酸化黄変してしまったものや、シミの色素で染まってしまったものは、特殊しみ抜きや、復元加工がおすすめです。
シミの種類がわからなくなってしまったものも含めてご相談ください。
復元加工
シミや汗などの汚れは、洗濯後には透明で取れたように見えても、時間が経つと変色する場合がございます。
「クリーニングに出しても落ちなかったしみ」
「大切な思い出のお洋服」
「タンスにしまっておいて、浮かんできた古びたしみ」
このような黄ばみは、「復元加工」にて処理可能です。
しみ抜きとは違い、復元加工では衣類全体の頑固なシミを落としていきます。
この処理で、■衿(えり)の黄ばみ ■脇の黄ばみ ■股(尿による)の黄ばみ ■収納(時間経過)による黄ばみ ■日光による変退色 ■漂白等による脱色などのトラブル品を復元いたします。
処理方法は、薬品処理、漂白処理、色や繊維を確認しながら酵素や薬剤への漬け込み、色修正など、
お客様が大切にしている衣類を少しでも長く、心地よく着ることが出来るように作業いたします。
常に技術は進化しており、数年前に不可能だったお品でも、現在対応可能なシミもございます。
もう一度アルバムに残るお洋服に・・・お気軽にご相談ください。
(加工料金は、復元加工の料金表をご参照ください。色補正は別料金がかかります。)