ダッフルコートのパッチ 合皮劣化
2014年06月27日
ダッフルコートの合成皮革が劣化
よくある合皮の劣化ですが、100円ショップで合皮のパッチが販売しているくらい一般的に知られている劣化の事例となります。 当店での修理は、色塗装をして目立たなくする今回のケースと。本革へ交換修理のみのとなります。Before 剥がれた合皮を綺麗に剥がしたところです。さらに、合皮復元をします。
After 合皮復元加工で黒くなり、綺麗になりました。
今回の合皮復元加工は、2,000円です。
あきらめないでご相談くださいね。
黒色だけではなく、どんな色の合皮にも塗装で対応出来ます。
本革への張り替えも承ります。
ハンドメイドになりますので、お見積りとなります。一対あたり1,000円~ 4対あると4,000円~となります。
※注意点:かばんの表面や、靴・ブーツなど合皮が全体的に劣化して剥がれて来ているケースは復元出来かねます。
部分的な修復のみ塗装が可能ですので、ご了承ください。
合皮が劣化してしまい基布から剥がれるケースが多く、凸凹や元の艶を再現することが出来ないため再生不可能なケースが多くなります。塗装で直せるのは平らな合皮で、部分的な修理のみです。
合皮は、基布(生地)の上に石油で出来たポリウレタン系の合成皮革を何層にも加工しているため、日本の湿気の多い気候では数年で劣化してしまいます。
クリーニングに出すと傷むと思われがちですが、汗をかく部分は加水分解が進みやすく、製造してから2~3年で寿命となります。(使用条件や合皮の強度により異なります。)
靴や、かばんなども多くの合皮が使われています。
かばんですと、外面が革でも、内袋に使われていたり、靴だと擦れると基布が見えてしまったりします。
かばんの内袋 合皮の劣化
①部分的に使われている合皮が、傷付いたり、かさかさな状態で剥がれてしまったり、カビのように白くなっているケースは塗装で修復出来ます。
塗装(1,000円~) 色修正(1,000円~)
②合皮が、ベタベタ・ドロドロに溶けてしまっているケースでは、直せません。
その場合内袋のみが修理可能です。
内袋を綿布に交換修理をしております。内袋ミシン修理(6,000円~20,000円ほど)
デザインや修理の難易度によって値段は異なります。内袋のポケットの作成などは、追加料金がかかります。