帽子 ポリウレタンコーティング 修復
2015年03月16日
ポリウレタンコーティングのアディダスのキャップが汚れて、コーティングが剥がれてしまいました。
コーティングが劣化すると古びた感じに見えてしまいますが、以下の症状は修復可能です。
作業工程について
「汗抜きクリーニング」で古い汚れを綺麗にしながら、劣化したコーティング層を取り除きます。
そして、特殊な樹脂で色かけをしてから、ポリウレタン樹脂コーティングを修復いたします。
Before 帽子のコーティングが剥げて白っぽくなり、汚れていしまいました。
ポリウレタン樹脂コーティングの帽子です。
全体的に黒色が剥げています。
After 色かけで合皮の修復をいたしました。
ポリウレタンコーティングの独特な黒色と光沢も蘇りました。
今回の帽子の洗い代は、500円(税別)。ポリウレタン樹脂コーティングの修復は2,000円(税別)です。
合皮の塗装修復は、靴、かばんの内袋、帽子、ベルトなど、硬くなっても問題ないお品物が対象になります。
多いのは、ウエストベルトの裏に使用されている合皮のべたつきや、衣類にパイピングなどで部分的に使用されている合皮です。
商品の合皮の劣化具合によって、修復が出来るかどうかの判断をいたします。(全体に合皮が使用されている衣類はお断りしています。)
(衣類全体的に合皮が使用されていたり、劣化していたり、ドロドロ、ベタベタな状態ですと、修復出来ないことがあるので、お断りするケースの方が多いです。)
お気に入りのお品物の合皮の劣化がありましたら、あきらめないでご相談くださいね。
合皮の劣化があまり進んでいない状態ですと、表面に可塑剤を塗るだけの1,000円(税別)ほどで修復出来る事例もありますが、ほぼ直らないケースがほとんどなのでご紹介が出来かねます。
合成皮革の修復は、劣化具合によって手間のかからない場合と、劣化が進み過ぎて手を付けられない、直せないお品物があります。
アイテムによって修理方法は異なりますので、全てお見積りとなりますのでご理解願います。
衣類の部分的な合皮の使用の場合は、ご自身でガムテープで剥がすだけでも使えるようになることもありますね。 鞄の内袋なら、布で作り替える場合がほとんどです。(ベタベタになったり白くなったりするケースが多い) スタジャンなら袖を合皮から本革にリメイクします。(合皮を交換するしか方法がございません。) 靴なら擦れた合皮の部分だけ塗装になります。(劣化した合皮は直せません) 例を書かせていただきましたが、劣化を使えるように直せる範囲は限られてきますので、なんでも直せる訳ではございません。 商品の金額に見合う修理や、こだわりのお品物などお客様によって合皮の使用されたアイテムへの価値観は様々です。(合皮の品物は安い商品が多いので購入した方が安いケースがほとんどです。) 経年劣化ですから、直せなくてあきらめなくてはならないケースがほとんどですので、ご理解願います。 マルエイクリーニング
