ダウンコートのファスナー修理
2019年03月10日
ダウンコートのファスナー修理
だいぶ暖かくなって、ダウンコートもしまう時期になりました。
これからは、薄いダウンジャケットやスプリングコートが活躍しますね。
そろそろ、厚手の衣料はクリーニングに出して来年も使えるようにするか考える春の衣替えの時期です。
その中でも、破れやファスナーの故障により着用をあきらめてしまうケースがあります。
今回は、ファスナーの修理についてご紹介いたします。
ファスナーが閉まらない。
ご依頼のファスナーは、コイルファスナーです。
コイルファスナーは、コイル(ループ)状の樹脂のレールがファスナーテープに縫ってあります。
sのコイルが壊れたり、寄れたりしてしまったら、ファスナーの全交換となります。
また、一番下の蝶棒やボックスが壊れても直せないのでファスナー交換になります。
ファスナーの故障の中でも、スライダーの劣化で閉めても閉まらない。
そのような場合はスライダー交換で直るかもしれません。
Before ファスナーが閉まらなくなったダウンコート
閉まらなくなったファスナーを拡大した画像です。
After スライダーを交換して閉まるようになりました。
このようにファスナー交換をしなくても直るケースがございます。
スライダーの交換修理でしたら安価で直ります。
ファスナー交換では1万円前後かかる大がかりな修理をしなくてはなりません。
ダウンコートのファスナー交換は、難易度が高いため修理専門店でも断られることが多く、修理が出来たとしても、同じファスナーを仕入れるための時間と長時間の修理時間などの労力が必要なのが難点かもしれません。
ブランド物の高額なダウンウエアならば、修理して着れるようになればお安いという方は多いです。
しかし一般的には、修理代が高いと、お気に入りでも直すかどうか考えてしまうと思いますので、スライダー交換は修理の選択肢の一つとして当店では修理を取り扱っており、16年間の経験がございます。
ファスナー修理は、スライダーの交換修理が一番多いですが、レールや蝶棒など他の部分も同様に摩耗したり寿命が来ることがあります。
着用すれば動かす部分ですので、ファスナーが壊れるのは使っていれば必然です。
お気に入りのダウンウエアをファスナーの故障だけで捨ててしまうのは「もったいない」と思ったら、ご相談ください。
お問い合わせについて
面倒でも、画像をWEBの「お問い合わせ」より送っていただけると、修理出来るかの判断の目安となります。
電話だけだと、なかなかお客様とのやり取りの中での判断が難しく、部品の名前などが伝わらずに想像だけでは直るかどうかの判断に時間がかかってしまうケースが多く、こちらからのお答えはあいまいな返事になってしまいます。
そのため、修理については、「実際に見てから」という答えがほとんどになります。
明らかに、スライダーの破損や、レールには異常が無く開いてしまったなど具体的な症状があれば、スライダー交換の修理で直ると思います。
ただ、しみ抜きと同じで、やってみないと分からなかったり、絶対に直ると断言は出来かねます。ご理解いただけると助かります。。
よろしくお願いいたします。
マルエイクリーニング