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501ジーンズ お尻の擦れ修理 | maruei-cleaning.com

501ジーンズ お尻の擦れ修理

501ジーンズ お尻の擦れ修理

3月に入り、寒暖差が激しくなってきました。

春と冬との入れ替わりの時期ですので、クリーニングも出しにくいですね。

厚物からだんだんと、しまう順番で出していくのもいいですし、汚れた順もいいですね。

汚れは、古くなると酸化したり、繊維に絡みついて取れにくくなります。

今回はジーンズのお尻の擦れ修理です。

座ることで、摩擦によって擦れてしまうので、お尻周辺の記事は早く薄くなります。

ジーンズの場合は、縦糸の色が付いた糸から擦れて行きますので、だんだんと横糸の白色が目立ってきます。

ジーンズでしたら、裏に当て布をして補強が出来ます。

しかしながら、糸の色目が合わないと補強した糸が目立ってしまいますね。

そこで、なるべく縦糸の色に近い糸で密にミシンで叩くことで、復元します。

Before 擦れてしまったジーンズの股

ジーンズのお尻の擦れ

擦れてしまうと、破れてしまう確率が高くなります。

そこで、穴修理と同じようにミシン叩きで補強をします。

After ミシンで違和感なく補強しました。

綺麗な修理でしょう?

これなら綺麗を望む女性にもぴったりな修理なのではないでしょうか。

補強をしたジーンズのお尻

せっかくの味が出てきたジーンズを長く履きこなすためには、リペアも必要な場合があります。

特に、この程度の傷の状態でしたら、仕上がりも綺麗になります。

LEVI STRAUSSの定番の501ジーンズ

リーバイスのパッチロゴ

今回の法橋の修理代金は、名刺大2枚分として2,000円となります。

実際には、左右の傷は名刺大より大きいですが、お尻ですので大きめに補強しています。

リーバイスの歴史と流行

リーバイスの歴史は、もともと生地を扱う会社でしたが、アメリカの開拓時代、金鉱山で働く人たちの要望によって「丈夫なズボンを作って欲しい」という要望からジーンズを作り始めました。

今では、その形や擦れ具合もおしゃれのアイテムとして大事に使われています。

丈夫だからこそ、長く履いて味を出すのが、おしゃれなのかもしれませんね。

おしゃれと、ECOの両方を兼ね備えてた、カジュアルには欠かせないアイテムになっています。

糊を強く付けて、硬くして履くと綺麗にダメージが残るなど、硬くてもいいという方もいらしゃいますし。

ストレッチジーンズのようにポリウレタンが入って伸び縮みするジーンズも、裏起毛のジーンズも流行っています。

ジーンズの洗濯

どんなジーンズも、汚れを取って菌の増殖を防ぐことで長持ちをするのですが、着用したらすぐに洗う方も少ないでしょう。

洗う頻度というのも人それぞれ。

どんなにビンテージ物だとしても、菌が繁殖して臭ったり、腐ったりしたら履きたくなくなってしまいます。

日本人は臭いに敏感な国民だから、他人に迷惑をかけたくない。臭いと思われたくない。不潔は嫌いという文化があります。

それは、水が豊かで、いつでも洗えるという文化から来ているのと、体臭が少ない方が多いというのもあり、無臭を好む国民なのでしょう。

そして、洗うことで汚れが落ち、形が整えられ、膝やお尻の伸びた部分もアイロン掛けや天日干しで元に戻ります。

変色や花粉などの付着を嫌い、陰干しや部屋干しあるいは乾燥機による乾燥が多くなっていますが、さらに、ダメージジーンズは手洗いと静止乾燥で陰干しをしないと生地が痛んでしまいます。

長く履くには、デリケートな洗いも必要になってきているとも言えます。

当店では、普通のジーンズは450円(税別)、ダメージジーンズは1,000円(税別)で洗っております。

とはいえ、お客様の大切なジーンズですので、洗濯機でただ洗うだけではなく、色がなるべく落ちないようにして、普通・ダメージのどちらの洗い方も丁寧に洗濯をしています。

洗いと修理

洗いと修理は、どちらも衣類の寿命を延ばし、形を整えることなので、両方大事だと思います。

だからこそ、クリーニング店でしか出来ない視線から物を大事にするエコの文化を伝えて行きたいと考えております。

ジーンズは、履いたからこその「良い面」がファッションに生きる。

傷がファッションの一部になる、なんて素晴らし履物なんでしょう。

例えば上着なら、肘が痛んだら肘パッチを付けてごまかす以外は。目立たないように修理をする方法しかありません。

ジーンズは傷を目立たないようにも出来ますし、残して裏当てするだけでも様になります。

長く着れることは、京都の着倒れの文化にもあるように日本人の心には強く残っている文化なのかもしれませんね。

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