ワイシャツにタピオカ糊を使用
2019年09月09日
タピオカ
今流行のタピオカを当店では30年前からワイシャツに使用しています。
当店もいつの間にか流行りに乗ってますね~。
タピオカはモチモチしていてプルンとした食感ですね。
ワイシャツにタピオカを使うと、あまり硬くならずに、しなやかな艶があるワイシャツになります。
当店のタピオカ糊にこだわったワイシャツは
立体ハンガー仕上げ 170円~(税別)
たたみ仕上げ 250円~(税別)
です。
のり無し、のり弱、のり強は、+50円
カラーワイシャツ(色が濃いもの) +50円~
ワイシャツの臭いの原因
臭いの原因は、汗によるたんぱく質や脂質の酸化や雑菌が繁殖したものによることが多く、加齢臭や汗の古くなった臭いは、洗濯しただけでは取れません。
当店では漂白や酵素の力を借りて臭いや汚れをしっかり除去し、防臭加工をして着用時の臭いの発生を防止しています。
襟や袖の黄ばみ、黒ずみは、すべてのワイシャツをチェックしながら、一枚一枚汚れた部分に界面活性剤を塗り、浸透させて汚れを浮かせてから、温度の高い漂白剤に漬け込みをしてから「酵素入りのプレミアム洗剤」で洗っています。
人間の体温は36度くらいですが、衣類に付着した体から出る皮脂やたんぱく質を溶かすには、それ以上の温度の温水によって洗う必要があります。温水で洗うから汚れが落ちやすくなるんです。
しかし、カラーワイシャツ(濃い色のシャツ)は、40度まで洗濯温度を上げてしまうと色が出てしまうため、低温で洗ってから油性ガンで皮脂を取り除いたり、ドライクリーニング(溶剤)で洗うことによって体から出た脂を取り除いています。
洗濯表示の上限が30℃になっているワイシャツも多くなっています。
ワイシャツの糊
のりをどうして使用するかというと、糊がないとどんなに強くプレスをしてもしわが残ってしまうからなんです。
糊が生地に付着することによって、しわも伸びた状態を長い時間維持出来ますし、張り艶も出ます。
糊無しや薄糊のワイシャツは、機械プレスだけではしわが取れないので、当店では手アイロンでプレスしてワイシャツのをシワを伸ばしています。
天然のりにこだわる訳
当店が天然糊にこだわるのは、洗うと綺麗に落ちるからなんです。
化学のりは、酢酸ビニール系の糊(少し酸っぱい臭いがします)ですので、どうしても生地に残留してしまい洗うたびに硬くなってしまいます。
たまに当店にも化学糊を使用したワイシャツを柔らかくして欲しいというお客様がいらっしゃいますが、繊維に絡みついているため取ることは不可能です。
天然のりも、通常はコーンスターチというトウモロコシから出来た糊を使う店が多いのですが、当店では仕上がりの良さから高級なタピオカ糊をずっと使い続けているんです。
マルエイクリーニング
前田俊雄