ブランドポロシャツ 深黒染め
2014年10月31日
綿製品の濃い色は、寿命が短く1シーズンで変色して着れなくなってしまいます。
黒く染めることで、来シーズンも使えるようになりますよ。
Before 1年で襟の部分だけが色抜けして着れなくなってしまいました。
襟が、紫色に変色(色抜け)して、気になって使えません。 After 家庭用染料で全体に薄い黒で染めました。
全体染めで、ある程度赤みは消えましたがまだ気になります。
気になる襟もある程度染まりましたが、違和感は残ります。
⓵家庭用染料での染め
今回のポロシャツの染め直しは家庭用染料にて染めています。
黒染めでも、元の色によって染め上がりの色が異なります。
染色は、100度近い温度のお湯で、20分以上攪拌しながら、全体にムラの無いように染め直しをします。
染色が終わったら、色止めをして、残った染料を洗い流し、プレスをします。
②襟の色掛け襟の修復方法は、襟の部分染め、襟の作り変えなどの修復方法もございます。
③深黒染め「深黒染め」という染色方法もございます。京都府の黒色染色専門工場で染め上げます。
こちらは、工業用の反応染料により、より真っ黒に近い染色をいたします。
仕上がりまで、1カ月ほどお時間をいただきますが、、染色を強くしたい方やムラのない染色をご希望の方には、なるべく真っ黒に染めたい時はおすすめの染色方法です。
※工業用の反応染料で染められる素材は、綿、麻などです。ウールは高温染色で縮みますので、プロの技で元の長さに伸ばしながら仕上げます。
※化繊は染まりません。※カシミヤや、アンゴラなどのデリケートな繊維は細いため、高温に弱く、元の長さに戻りません。全体染色はおすすめ出来ない繊維です。
同じポロシャツを染めてみて、数年後の事例で染色堅牢度をご紹介します。(数年後に、色落ちがどの程度進むかをご紹介します。) ④低温染め家庭用染料では、低い温度で繊維が縮まないように染める染色方法もございます。
低温染めですので、色むらや色落ちがしやすくなり、洗濯時には他の衣料と一緒に洗えないため気をつけなくてはなりません。
黒染めは、あきらめないで当店にご相談くださいね。