ブランドバック 黒染め
2017年02月24日
プラダのバック染め替え
プラダ(PRADA)のナイロンバックが色褪せてしまいました。
「真黒染め」で使えるようにいたします。
Before 変色してしまったバック
緑色のバックが黒ずんだように見えます。
経年による色落ちと汚れが原因です。洗いで汚れを落としてから黒く染め変えます。
黒染めは、100℃の熱で染め替えをしますので、革は縮んでしまいます。
少しブランドロゴの部分に革が使用されていますが、この程度なら取らなくても大丈夫だと思います。
After 真黒染めをしました。
真っ黒の元の状態に染めあがりました。
黒染めで、色むらがなくなり、綺麗に染まりました。縮みもほとんどなく、また使えるようになりました。
ブランドロゴの革も染まりました。
今回のPRADAのバックの黒染めは、10,000円(税別)~です。
バックの一部分に革が使用されている場合は、革を取り外してから染めます。
革を元通りに縫い付けるために、別途料金がかかります。
まったくリスクの無い染めではございませんので、ご理解いただいてからの染めとなります。
染色のリスク例について
底面の形を整えているプラスチック板が熱でよれて表の染色にも同じようなよれが出る。
バックを縫い付けている糸が縮むことにより、縫い目がよれる。
高温で絞ったり揉むために、近くで見るとシワが残っていて、染色ムラのように見える。
などのリスクがあります。
高温染色の良いところ
ナイロン製のバックを、100℃以上の温度で長時間煮込みながら、染料で黒染めをしているため、表から色かけをする方法よりも耐久性があり長持ちします。
黒が濃く染まる。
小さなシワが残っても、黒なのであまり目立たない。
あきらめていた品物が使えるようになる。
などなど、喜びの声も聞こえてきますので、必要なサービスなのだと感じています。
捨てるには”もったいない”と思ったら、バックの黒染めも当店にご相談くださいね。
衣類の黒染めについての注意点
※染色後は、十分に洗いを行っておりますが、縫い目の隙間などに余分な染料が残る場合がございます。念のため、1~2回のお洗濯は、単独もしくは濃い色の衣類と一緒にしていただき、薄色の物とは分けていただきますようお願い申し上げます。
染め替えによって生まれ変わったお品物が、お客様のお手元で末永くご愛用いただけましたなら、誠に幸いです。