絹のレース 黄ばみ取れます!
2014年11月10日
母親の形見のショールが20年経ち変色しています。 ビニール袋の中の共布が元の色です。
絹のレースの黄ばみ取り
Before 20年以上前に使用した絹のレース編みショールです。
「仕舞っておいたら黄色くなってしまい、家庭で漂白して取れないので何とかなりませんか?」とのご相談です。After 絹糸の脆化(ぜいか)が心配でしたが、検査ではしっかりしています。復元加工でお預かりいたしました。
糸が、からんだり切れたりしないように気をつけながら、復元加工を2回繰り返し行い、汚れと黄変が取れました。
共布と同じ色になりました。
今回の絹ショール復元加工の料金は、2,100円です。
ご紹介とはいえ、遠方から当店に訪れていただきまして、誠にありがとうございます。
中1日をいただきまして、復元加工と手仕上げをして、念入りに点検をしてから発送させていただきました。
商品が届いてすぐに「とても綺麗になった」とお喜びのお電話をいただきました。
結婚式でショールを纏った写真まで頂戴いたしまして大変恐縮です。当店の宝物として大切に保管させていただきます。
誠にありがとうございます。こちらこそ、感謝と嬉しい気持ちでいっぱいです。今後の仕事の励みとなります。
〇復元加工の様子です。
漂白剤に強い容器内で20年間溜まった汚れと、変色した色素を絹糸の中からゆっくりと取り除いていきます。
絹は、とてもデリケートな素材です。 漂白する場合は、生地を傷めないように経験と知識が必要です。
思い出の大切な衣類は、ぜひ当店にご相談くださいね。
当店は、商品の販売価格に関わらず、難易度でしみ抜き代を決まることが多いです。(もちろんお客様と合意の上での作業となります。)
高額商品でも、「クリーニング代は安く」という節約志向の方も、購入価格が安くても「気に入っているから高くなっても何とかして欲しい」という方もいらっしゃいます。
当店で預かるお品物は、全て高額なお品物や、大事なお品物と思って仕事をさせていただいております。
古くても新しくても、全てお客様の大切なお品物ですので、一点一点が全て新品の風合いになるようにクリーニングいたします。ご安心ください。